2025年7月23日
アメリカの宇宙開発競争をリードしたマーキュリー計画(Project Mercury)は、1958年にNASAがスタートさせた初の有人宇宙飛行計画です。目的は以下の通り:
最終的に7人の男性宇宙飛行士(マーキュリー・セブン)が選ばれ、1961年にはアラン・シェパードがアメリカ人初の宇宙飛行士として宇宙へ飛び立ちました。
「マーキュリー13」は、1960年代初頭に非公式に宇宙飛行士訓練を受けた13人の女性パイロットを指します。彼女たちは正式には「FLATs(Fellow Lady Astronaut Trainees)」と呼ばれました。
しかし、「女性である」という理由だけで正式な宇宙飛行の機会を奪われたのです。当時のNASAでは「軍のジェット機パイロット経験」が必須条件であり、それを満たす女性は存在しませんでした。
都市伝説の伝道師・関暁夫氏は、「やりすぎ都市伝説」や書籍において、次のように語っています。
「2012年までが“太陽の時代”、そして2013年からは“月の時代”に突入した」
この「月=女性の時代」が、宇宙開発や世界の動向にまで影響を及ぼしていると彼は主張しています。
関暁夫氏は、マーキュリー13を「月の時代に先駆けて現れた象徴的存在」として語っています。
つまり、マーキュリー13は、単なる宇宙開発史の一部ではなく、「時代の変化の象徴」としての意味も帯びているのです。
2025年4月、ジェフ・ベゾス率いるBlue Origin社が全員女性による宇宙飛行を成功させました。これは、マーキュリー13の悲願を引き継ぐ形であり、関氏が言う「月の時代」の象徴的な出来事と捉えられています。
この動きは、「あらたな・マーキュリー計画」と呼ぶに等しいのではないでしょうか
マーキュリー13の挑戦は一度は封じられましたが、その精神は現代に生き続けています。宇宙開発、ジェンダー平等、時代の転換点——それらが今、「月の時代」の中で再び交差し始めているようです。