2025年9月8日

2025年以降に大接近する小惑星と衝突リスク|トリノスケールで見る注目事例

小惑星のイメージ

近年、地球に接近する小惑星(NEO: Near-Earth Object)への関心が高まっています。ここでは2025年以降に衝突確率がゼロではない天体と、過去にトリノスケールで注目された事例を整理しました。

トリノスケールとは?

小惑星や彗星の衝突リスクを0〜10で評価する国際基準です。
- 0 = 無害または衝突確率が無視できる
- 1 = 通常は心配不要だが注意すべき
- 2〜4 = 低確率だが無視できない
- 5以上 = 深刻な衝突可能性
実際にはほとんどが「0」に収束します。

2025年以降の要注目小惑星(衝突確率ゼロではない例)

2008 JL3

最接近想定日: 2027年5月1日
直径: 約23〜50m
衝突確率: 1/6711(約0.015%)

2023 VD3

最接近想定日: 2034年11月8日
直径: 約11〜24m
衝突確率: 1/425(約0.24%)と比較的高め。

2000 SG344

最接近想定日: 2071年9月16日
直径: 約27〜60m
衝突確率: 1/1117(約0.09%)。

2025 LK

最接近想定日: 2052年6月8日
直径: 約11〜25m
衝突確率: 1/499(約0.20%)。

過去の「トリノ1以上」事例

アポフィス(99942 Apophis)

2004年にトリノ4まで上昇し大きな話題に。追加観測で2029年衝突は完全否定、2068年リスクも2021年に消滅。

2024 YR4

2025年初頭にトリノ3となった稀な事例。最大3.1%の衝突確率が算出されたが、追加観測で衝突リスクはゼロに。

2007 VK184

2048年衝突の仮説で一時トリノ1に。2014年にリストから除外。

2011 AG5

2040年衝突でトリノ1に分類されたが、2013年に正式にリスク解消。

まとめ

2025年以降も小惑星の大接近は続きますが、多くは「リスクがあるように見えても観測精度が上がれば消える」のが現実です。トリノスケールは一般向けの安心・注意喚起の目安として理解するのが良いでしょう。